回転寿司チェーンのIT化
Web, コミュニケーション, マーケティング, 日記 8月 4th, 2009

近所のおたる寿司で、会員カードが発行されました。会員カードといっても、ただポイントがたまるだけではなく、ちゃんとしたプリペイドカードになっていて、チャージができる。そしてチャージの金額により、*%余分にチャージしてくれたりするので、たとえば5000円だと10%だから、5500円分の食事ができるわけ。そしてこのカードで支払うようになれば、なくなってきたころにまたチャージして、また次回も食べに来て、というサイクルになり、固定客になる。
今回、ノリで作ってみたのだが、実際そうなってしまうんだろうなぁと思うと、おたる寿司のマーケティング戦略にまんまとはまってしまった感がある。別に後悔はしていないし、おたる寿司はコストパフォーマンスが高いと思うし、近所なので歩いていけるし、とにかく「別にカードがなくてもたまには来るよ」というスタンスだったので、カードを作って何も問題がなかったのだけれど、実は自宅の最寄には別の回転寿司屋があり、そこと交互に行っていたので、これを機会に最寄の回転寿司屋はあまり行かなくなる感は否めない。
きっとこのカードを導入するために全店舗のPOSを入れ替えたりしていると思うので、結構お金をかけているはずだが、これによる顧客のリピート率向上はきっと目を見張るものがあるはずだ。
それにしても、回転寿司屋のIT化はめざましい。[[くら寿司]]がその点ではすごい。Web予約システムから、画面で画像をタッチしながら注文できたり、皿カウンター回収システム各テーブルに設置されていたり、注文商品が流れてくると音で知らせてくれたりと、“楽しい”仕掛けがたくさん盛り込まれている(見方によってはあまりにも自動化されすぎていて、“家畜”的な印象を受ける人もいるだろうけど)。
[[あきんどスシロー]]は、実家の近くにもあってよく行っているが、ここのすごいのは皿がRFIDで管理されており、移動距離が監視されている点。よく売れない寿司たちが、ノリがしなしなになっていたり表面がカピカピになってかわいそうな姿で回り続けていることがあるが、スシローはそれがない。一定周回って売れない皿は、自動的にあるポイントでレーンから除外され、常に鮮度に問題のないものだけが残る方式だ。もったいないと言えばそうだが、売れない寿司を作った店側の責任でもあるのでこればっかりは仕方ない。(http://itpro.nikkeibp.co.jp/free/NNW/NETHOT/20050610/162545/)
[[RFID]]は回転寿司チェーンでは結構導入されていて、一番一般的なのはお会計のときに、ハンディ端末をかざすだけでカウントできること。これによりモレ、二重カウントを防止することができて、確実な清算ができる。RFIDは他にもいろいろ使えそう。たとえばネタひとつひとつ違うRFIDを付与できれば、ネタごとに売上管理ができるし、客層も見ることができる(例えば、アナゴは30代男性が多い、とか)それによってレコメンド的な要素も入れることができるかもしれない。例えばシステムから店側への指示として、あそこのレーンはファミリーが多いからマグロを多めに流せとか、デザートを流せとか、あのテーブルはサビ抜きだから配慮せよ、とか。それがたとえば同チェーンの他店舗に行っても情報が引き継がれ、なぜか前の店でいつも食べていたエンガワさび抜きが、他店舗では何も言わずに流れてきたり。「エンガワを食べた人の80%がイクラを食べています」的なデータを収集できていたとしたら、タイミングを見計らってイクラを流してみたり。最高にCSの高い回転寿司屋。楽しいのであとでもうちょっと妄想してみよう。
それにしても、寿司屋のWebサイトを見比べてみると面白いのは、基本カラーがほとんど一緒であること。赤と、黒と、白だ。
「日本人はなぜマグロが好きなのか」という研究が以前テレビで放送されていたのだけども、日本人は物心つく前から赤いマグロを食べていることが多く、それが脳に刷り込まれているのだそうだ。だから、「お寿司→マグロ」という発想が自然で、お寿司のイメージといえば、マグロの赤、しゃり(もしくはイカ)の白、海苔の黒、なんだろう。
主な回転寿司チェーンを列挙してみます。よろしければサイトもご覧ください(全部似たり寄ったり)
・おたる寿司
http://www.otaru-zushi.com/
・びっくり寿司
http://www.tenpo.biz/tp/bikkuri/index.html
・元気寿司
http://www.genkisushi.co.jp/index.php
・かっぱ寿司
http://www.kappa-create.co.jp/
・函館市場
http://www.saint-marc-hd.com/hakodate/
・銚子丸
http://www.choushimaru.co.jp/
