ツヨライブ

Web業界で働く大村剛士(オオムラツヨシ)のWebマーケティングブログ。新しいユーザー体験を考えたり、紹介したり。
7月 - 21st

keynoteでプレゼン資料

Posted at 22:57 | Filed Under HACK, Web, Webビジネス, iPad, コミュニケーション, デザイン

Macbookを仕事で使うようになり、まだまだ仕事らしい仕事はできていなかったのですが、ようやくセミナーで使用するプレゼン資料を作れるようになりましたよ。幸い、Office2008 for MacというMS Office互換のソフトは入っているのですが、今回のMacbook購入理由の半分以上が「(会社として)keynoteでプレゼンを準備できるようになる」ことであるので、今回をきっかけにして、少しずつ実績を積んでいく必要があり。PowerPointは、そこそこマスターした自覚はあるのですが、keynoteはまだまだ未熟者なので、日々勉強でございます。keynoteで作ったプレゼンてカッコイイのよね。うまい人のkeynoteって、魔法にかかったようなかんじを受ける。早くそんなふうになりたいものです。

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ところで、仕事柄、Web制作会社やWebコンサル会社とお話することが多くあるのだけれど、だいたいオフィスは大きくてもビルの1フロア程度が多い。小さいところだと、マンションの1室というのも珍しくない世界です。
で、そういうところで打合わせをさせていただくと、オフィスの様子が見れたりするのだけれど、そこには必ずといっていいほど置かれているアイテムたちがあるものです。たとえば・・・
自転車

ママチャリじゃなくて、カッコイイやつ。スポーツタイプの、軽そうなやつとか。いつも、誰が乗ってるんだろうと疑問を抱きながら、気になっているアイテムです。

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バランスボール/サーフボード

スタッフの席が見えるときに、たまに視界に入ります。椅子がわりにバランスボールに座っているパターン。ロクに座れない自分としては、かなりハードルが高いアイテムです。サーフボードは、海に近いところは本当に使うのかもしれないが、たまに都内のオフィスでも見かける。あれは完全なるインテリアに違いない。

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共有ライブラリ

狭いオフィスなので、おそらく共有図書を有効利用しようとするマインドが高いのだと思う。とてもいい傾向だと思うし、自分のところの会社ももっと積極的にこういう取り組みがあってもいいんじゃないかと思ったりする。

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ビリヤード台

あんまりないけど、たまに出会います。Googleにあるのは有名だけど、ココに必要??みたいな印象を受けることも。完全に社長の趣味で導入したとしか思えない。楽しいオフィスの雰囲気作り、という印象は伝わるけれど、悪く言えばこの会社の経費の考え方が垣間見えます。さすがにここ一年は見かけなくなったなー。その会社もなくなってしまいました。

ミニビリヤード
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オラクル犬はビルの外で待っていたらしいが(このあいだ死んじゃったね)、Web業界の犬はオフィスをウロついていることが多いです。小型犬が多いのであまり気にならないものの、スーツに乗ってきたり、カバンの取っ手を舐められたりするので、取り扱いに要注意。

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あと、ほぼ100%と言ってもいいくらい、みんなMacまたはiPadを使ってる。最近は特に、iPadが多い。そしてみんな、デモンストレーション的に持っているかと思いきや、本気で仕事してそうなかんじでiPadを使っているのがスゴイ。
そう、有名な話ですが、この業界では、Windowsのシェアは結構低いんです。そんなわけで、別に染まることもないんだけども、そういう共通言語というか、共通ツールを持っておくのは、相互の文化理解のために、必要なのかもしれないなと思います。だから、keynoteもマスターしておかないといけない。共催でセミナーやるときだって、みんなkeynoteなのに、ウチだけpowerpointっていうのは、別にいいんだけど、どんなに頑張っても表現力でかなりビハインドなんですね。内容が命とわかっていても、見た目で損してるのはもったいない。
とまあ、いろいろ最近感じたことでした。そのうち自前でMacbookを買おうと思うのでした。

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5月 - 31st

iPad購入3日目レポート

Posted at 19:13 | Filed Under Webビジネス, iPad, 日記

まだたいして使いこなしていないんだけども、一応iPad発売当日に購入(事前に予約)したこともあり、そんな私の使い勝手的なことを知りたいという奇特な方も世界にはいらっしゃるかと思い、備忘録もかねて書いてみようと思います。個人的には総じて高評価です。
購入したのは32GBのWifiモデルです
購入したのは32GBのWifiモデル。3Gモデルにしなかったのは、月額費用の負担が厳しいのと、そんなに持ち運びながら使うこともないだろうという予想と、何よりも要因として大きいのは、Pocket Wifiを持っていたため。
また、Wifiモデルでも、公衆無線LANのモバイルポイントは24ヶ月無料で使えるということなので、マクドナルドはよく使ってるし、それで十分なんだと思った次第。
次に、ストレージが32GBという話なんだけど、これは正直すごく迷った。16GB、32GB、64GBのラインナップの中で、いろんな人のブログを読んで最終的には自分で決めたんだけども、今想定できる使い方の範囲なら、たぶん16GBもあれば十分なんだろうと思う。ただ、予想外に今後動画をたくさん入れていったり、電子書籍なんかもどれだけハマかは未知数だし、なんかやたらディスク容量が必要なアプリケーションが今後リリースするようなことがあれば、足りなくなるかもしれないということで、余裕のある32GBにしたのだ。ちなみにiPhone用に映画をエンコードしたときには、2時間ものでも1GB以内で収まるし、ビットレートを落とせば600MBぐらいで十分足りる(mp4形式)。今回、ためしにiPadにiPhone用に変換済みの動画を入れてみたが、十分視聴は可能なので、600MBを10本入れたって6000MB(5.8GB)。たかが知れているのだ。ただこれを50本とか入れようと思うと話は変わる。どれだけ持ち運んでおきたいか、に拠るところが大きい。
ちなみにアプリケーションも多少容量は大きくなっているように感じたが、とはいってもせいぜい数十MBから100数十MBなので、こちらも知れている。音楽ファイルはアルバム1枚でせいぜい100MBもあれば足りるので、このへんも気にする必要はない(iPodに大量に音楽をストックしてる人は別ね)
あとは容量を選ぶ基準として、一人で使うかみんな(たとえば家族とか)と共有するかいう選択肢がある。今回は基本的に自分用で買ったものの、たとえば自分の場合、子供の絵本アプリとして使えるのかどうかとか、そういう可能性も感じていたので、同じようなことを考える人なら、今必要だと思う容量よりも一回り大きいものを選んだほうがいい。
ただ、いずれにせよ、64GBはムダな気がする。DropboxやらSugarSyncやら、クラウドストレージを使えばある程度の容量は逃がせるわけで、そこにコストを払うのはちょっとどうかな、と思った(相当なヘビーユーザーか、金銭的に余裕のある人は別ね)
ケースとディスプレイ保護シートを選ぶときの注意
発売日の翌日にヨドバシアキバに行って購入した。早くもいろんなバリエーションが出ていてすごく迷ったんだけども、傷防止・すべり止め防止が目的のジャケットタイプのものと、ケースはスッポリ入れる袋タイプのもの(ショルダーつきのものまである)と、システム手帳のようなノートタイプのものと、大きく3種類。価格もだいたい、ジャケットタイプ(1000~1500円)<袋タイプ(2000円~3000円)<ノートタイプ(4000円~)のようなかんじ。もちろんメーカーや素材によって異なる。
今回は、仕事でも使う“かも”しれないという可能性を感じ、ノートタイプを購入したのだが、ノートタイプでもザックリと2種類あって、デザイン&素材重視か機能重視に分かれていた。デザイン&素材重視というのはそのままで、皮製だったり色使い・柄で高級感を出す方向性が強く、機能重視については、表紙の部分をスタンドとしてラップトップのような立て方ができたり、耐衝撃の設計になっていたり。
ディスプレイ保護シートについては、これも大きく3種類のタイプがあった。指紋や脂などの“ギラツキ”防止機能タイプ、反射防止タイプ、覗き見防止タイプだ。前2者は、ほとんど価格差はなく、だいたい1500円ぐらい。覗き見防止タイプは、ノートPCなどで購入したことがある人なら知っていると思うが、もともとが高価。しかもiPadの場合、サイズもノートPCとそう変わらないため、価格帯は単純な保護シートと比べてもぶっとんで高く、9000円ぐらい。高品質になればなるほど角度も狭くできるが、もっと価格は上がるんだと思う。ちなみに9000円のもので、視野角が60度ぐらいだった。60度というのは、正面に向かって60度横からまでならなんとか閲覧可能な状態。自分専用で、しかも電車やカフェなんかで、しかも仕事用途で使う、という人は必須かもしれないが、自分専用でも、ねっころがって使うことがあるとか、傾けてフォトフレームとして使う可能性もある、なんていう人は、不便なだけなのでやめたほうがいい。
ちなみに自分は、反射防止タイプを買った。ただ反射防止とはいっても傷防止もついており、逆も同じような機能を持ち合わせていたりするので、この両者の違いは消費者にとってはいまいちよくわかりにくいのだが・・・。

オプションで、Camera Connection kitは必要だと思う
デジカメを持っている人なら、これは必須のアダプターだと思う。SDカードリーダーと、USBポートをiPadに装着できるので、PCやWebを経由しなくてもダイレクトに写真データを取り込むことができる。ちなみにMOV形式ならデジカメで撮った動画の取り込みも可能で、もちろん再生もできる。この辺の機能を使う頻度も、iPadの容量を選択する基準のひとつになってくるだろう。
また、このCamera connection kitは、いろんなことに使えるっぽい。そういう意味でも必須だなこれは。
http://doubleko.blog18.fc2.com/blog-entry-4930.html

PC経由では充電ができない・・・orz
タイトルどおり、PCとのUSB接続では、充電してくれない。充電するには、ACアダプタ経由じゃないとダメだ(※)。せっかくiPod、iPhoneとアダプターが共通なんだから、頑張って欲しかったなぁ、という思いが強く、これは自分にとっては残念な印象。仕方なく、充電するときだけ別の場所で頑張ることにした。オプションでDockを買えばいいのかもしれないけど、そこは利用シーンに応じて考えたほうがいい。自分の場合は、Dockはなじまなかった(ノートタイプのケースに入れるつもりだったので)
2010/06/01修正
iPadがスリープ状態(画面表示しない)時には、特に何も表示されたりどこかが点灯したりということはありませんが、充電されているようでした。akiraさんありがとうございました。

iPhone用アプリは使う気にもならない
OSはiPhoneと共通だから、当然iPhoneアプリは一部を除いて完全互換だ。基本的には何でも動く。ただし、画面サイズはiPhoneサイズ。つまりiPadの大画面の中で、小さく起動する感じ。画面右下に「X2」というボタンがあるので、それを押せば画面いっぱいに拡大することはできる。できるんだけど、同じ解像度のまま拡大してくれるので、ドットが荒く、使う気にならないのが率直な感想だ。結果として、iPad専用アプリを探すことになってしまう。だって使用感がまったく違うんだもん。まあ、互換機能なので、Appleとしては動くだけいいだろってかんじなんだろうけれど。まあ、確かに。
スペックには満足。サクサク感は◎
スペックは高い(と思う)。今現時点はマルチタスクに対応していないが、それでも十分快適に操作できる。ブラウザの表示も問題ないし、いろんな動作もそんなにもたつかない。今回のキラーアプリケーションは今のところ電子書籍系になろうかと思うが、ページをめくるときのアニメーションなんかはニクい演出で、慣れてしまえば十分に読書を楽しめるんじゃないかと思う。ただし、“慣れ”は必要。いきなりこれで小説や雑誌が読めるかというと、ちょっと難しいかも。
700グラムの重さは長時間だと存在感があるが、長持ちとのトレードオフ
最初持ったかんじは軽い印象だった。厚みも思ったほどないなと思った。けれどもこれを電車の中で、しかも片手で持って操作してみたり、本を読むかんじで手に持ってみると、だんだんとその重さを感じてくるのは否めない。筋力をつけるか、ラクな体制を確立するしかない。しかしその分、バッテリーはまったく気にしなくてよい。iPhoneを使っていたときは、どうしてもバッテリーの寿命が気になっちゃって、フルで使い倒すのをためらうことがあったと思うが、iPad本体のほとんどの部分はバッテリーで占められているのをご存知のかたなら、この長時間とのトレードオフは理解できるはずだ。なんせ、iPad本体のほとんどはバッテリーでできているんだから。
iPad FCC Teardown – iFixit
http://www.ifixit.com/Teardown/iPad-FCC-Teardown/2197/1
デカくなっただけじゃない、というのは自分用に使ってみないとわからない
発売前は、いろんなサイト、いろんなアナリストで、「iPadはiPhoneを大きくしただけ」という意見をよく見かけた。確かに技術的にはそのとおりで、iPhoneの6~7倍ぐらいの大きさをもった、iPhone端末だ。今のところ、iPadにしかない機能で、キラーアプリケーションはないかもしれない。

普段の自分購買傾向は、消費者層の中でいうところのイノベーター(新商品が出たらまず最初に飛びつく人たち)ではなく、アーリーアダプターの真ん中から後ろのほうへんだと思う。ただ今回は、予約開始日に即予約した。なぜなら、その数日前に触らせてもらった輸入iPadの衝撃がすごすぎて、いろんなライフスタイルの変化の可能性を強烈に感じたためだ。久しぶりに「これは体験するしかない」と思ったわけ。
店頭に行けば、デモ機が展示されているので触った人も多いと思う。そして、「やっぱり画面が大きくなっただけだった」という印象を持った人も多いと思う。でもこれ、買ってみて自分のものになると、その考え方はずいぶん変わると思っていて、本当にいろんな可能性を感じられるはず。アレもできるんじゃないか、コレもできるんじゃないかってな具合に想像が広がり、それをソフトウェアエンジニアが少しずつカタチにしていってくれるに違いないと思った(他力本願ですが・・・)
とりあえず今想像できる、とても近い将来増えそうな利用シーンがあるとすれば、当然仕事でプレゼンに使うとか、カタログに使うとかいろいろあるんだろうけど、身近なところで、通勤時にカバンの中に入れて、Bluetoothのヘッドフォンで音楽を聴く、みたいな使い方が普及するんじゃないかと思う。あとは、3Gタイプなら、カーナビにしてしまうとか、たくさん並べて連携させて、マルチディスプレイとしての用途とか。未来がありそうでワクワクするのは間違いない。
そんなわけで、久しぶりに刺激的な週末だった。

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5月 - 18th

モバイルサイトをFLASHで見るということ

Posted at 09:35 | Filed Under IA/UX, Web, WebSite, Webビジネス, デザイン, マーケティング

最近、モバイルサイトをFLASH化して作る、みたいな話がある。スマートフォンが大盛り上がりの2010年だが、まだまだ普及端末は日本の「ガラケー」と呼ばれるタイプのものがほとんど。i-modeが始まって以降、EZ-Webやyahoo!ケータイがでてきて、その端末のために最適化されたモバイルサイトというものがもうホントに、ものすごい数できているのは今さら語る話ではないけれど、運営するほうも大変な労力だったりする。
Web業界の人には語るまでもない話だが、そんなに詳しくない人向けにお話ししておくと、世の中にはPC向けに作るサイトと携帯電話向けに作るサイトがあって、これまではそれぞれ全くの別物として作ってきた。さらに携帯電話向けのサイトは、同じように見えるサイトであっても実はドコモ向け、au向け、ソフトバンク向けのサイトを作っていることが多く、アドレスも
PC:http://www.aaa.com/
ドコモ:http://www.aaa.com/i/
au:http://www.aaa.com/ez/
Softbank:http://www.aaa.com/j/
のように、ディレクトリを分けて管理しているみたいなかんじが多かった。でもこれは10年ぐらい前の話。なんでケイタイサイトが分かれていたかというと、公式サイトとして登録されるために、キャリアごとに分けなければならなかった理由のほか、アクセス分析のためだったり、着メロをダウンロードさせるにもファイル形式が違うためだったり、キャリア別の絵文字に互換性がなかったりしたためだ。
URL一本化の実現
そして時代は流れ、そのへんを便利にしようとするサービスや技術が続々と開発された。一つはキャリア自動判定モジュール。これはサービスというよりも技術のほうで、Webサーバを司るApache(アパッチ)と呼ばれるソフトウェアが、携帯電話からアクセスされたときに自動的にその端末がどこのキャリアのものかを判別して、適切なURLを返すというもの。つまりサイトは上のように4つ運営しているものの、公開用のURLは一つでよくなった。「ドコモはこちら」のような表記を最近見かけないのは、そういうことだ。
iPhoneが変えた携帯電話の操作性
2008年頃から日本にiPhoneが上陸。モバイル端末でPCサイトと同じ画面を見ることができるようになった。もっとも以前からフルブラウザ機能はあったが、パケホーダイが適用されなかったり(あっても高価なプランだったり)Javascriptを使えないためにいろんな機能が使えなかったりなど、実用性は全くと言っていいほどなかった。一方でiPhoneは完全に定額制。そしてあの大画面と圧倒的に快適な操作性。この自由さを体験した頃からモバイルサイトのあり方が変わり始めた。
iPhoneが出てくる前からではあるが、その頃からモバイルサイトをFLASH化して見せようとするサービスが登場した。FLASH自体は前から端末には採用されているが、一部のバナーでの利用だったり、ゲームコンテンツだったり、利用は玄的的だった。サイトのFLASH化とは、サイト全体を全面的にFLASHで表現しようとするものだ。型さえ決めてしまえば、それにデータを流しこんでやるだけで、FLASHで作りこんだ最適なページを生成することができる。なかなか伝わらないかもしれないが、たとえばこういうもの。

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モバイルサイトというと、画面サイズやcHTMLの制限により、凝ったデザインやレイアウトはできず、ただひたすら段落を続けて記述していかなければならないため、ものすごく縦長のサイトになっていることが多い(2010年現在でも)。いつまでスクロールすれば終わるの?みたいなことを経験したことがある人も少なくないだろう。長すぎて長すぎて、自分が何を探していたかすら忘れてしまいそうになる。
そこでFLASHサイトの登場
それを解決するのがFLASHサイトだ。一度上のQRコードからアクセスしていただければわかると思うが、膨大な情報量をスクロールしなくても表示(切り替え)ができるというナビゲーションになっている。また初心者にも直感的な操作になっているので、わかりやすく、切り替えるたびに通信は発生しないのでストレスもない。ニチレイのレシピサイトはわかりやすい例だが、他にも不動産物件の検索や、デモにもあるが、座席予約なんかはとても適している表現方法だ。このページの型(テンプレート)を最初に決めてしまえば、あとはデータベースを更新するだけで自動的にページに反映されるので、運用者としても管理がしやすい。
さらに運用者を楽にする側面として、キャリア、機種に一切依存しない(※)ということが挙げられる。機種対応というのは、かつて非常にアナログ作業であり、市場に出ている全ての携帯端末で人が表示確認をするという超アナログ作業が大真面目に行われていた(今でもあるが)。そういう専門業者もいるくらいだが、これだけバンバン新機種が発売されると正直もう限界なかんじ。これらの作業をFLASH側で、画面サイズを判定して自動縮小/拡大したりして、吸収してくれるのだ。
※厳密に言えばFlash Lite1.1以上、というスペックが求められることが多く、おおよそ98%の携帯端末をカバーしている。一方で2%には対応していないが、こちらは古い機種だったりするので、この割合は徐々に0に近づいていくと思う。
FLASH化の課題
ただ、メリットばかりではない。「Webサイトは永遠のベータ版」と、ブラザー工業の方が先日のセミナーで仰っていたがその通りで、Webサイトというのは常に更新作業が発生する。時には大規模なデザイン変更も必要になってくる。そうしたとき、FLASHで作ったサイトというのは通常のHTMLに比べて変更作業が難しい。もちろんFLASHマスターが社内にいれば問題ない話だが、このご時世、そのために人を抱えておくほど余裕のある企業も少ないだろう(だってほとんどの企業にとってWebサイトを作ることは本業ではないのだから)。そのため、そういうことができる制作会社に外注するわけだが、当然、HTMLを編集するよりもコストがかかる。頻繁に更新作業が発生すると、かえってコスト高になってしまう。雑な言い方をすれば、融通がきかない。
システムの観点からも課題はある。FLASHサイトというのは、アクセスする度に必要なデータをデータベースから引っ張ってきて生成する、「動的サイト」に分類される。動的サイトというのは、アクセスする度にサーバー側のプログラムを動かすわけだから、サーバー側の負担がかかる。そのため、静的サイトに比べてアクセス負荷に弱い。大量のアクセスが予想されるようなサイトでは、なかなか採用できないのが現状だ。あとはSEOについても、現段階ではいいとも悪いとも言い難い。このへんは速い速度で進化をしていくので、深くは言及しないが。
さらに、すでに普及しているサイトの(縦長)レイアウト構成に慣れてしまっている人も多く、急にFLASHサイトに出会うと来訪者を混乱させかねないため、かえってユーザビリティを落とすことにもなる。だから今先進的な企業がFLASH対応をしていても、実はレガシーなサイト構成を並行して運用したりして、“実験的に”運用していたりするのだ。
主流が何かを見極めることも重要
一方で、FLASH対応については、Appleが「FLASHは古い」として見切っている。AdobeはそんなAppleに、ラブコールを送っている。今後、ガラケーと呼ばれる日本の携帯は、3年から5年かけて急激に衰退していくとともに、スマートフォンの割合が膨らんでいくと予想される(iPhone以外でも、国内、海外のベンダーが出してくる端末がそうなってくるはず)。Appleが「FLASHは古い」と言っているのは、HTML5、CSS3の普及により、FLASH機能を代替しようと考えているからだ。もしAppleの考えが正しければ、「モバイルサイトのFLASH化」を検討することは、今は良くても3年後、5年後を考えると、勿体無い話になるかもしれない。
とはいってもWebサイトの寿命は3年〜5年程度。Webというのはこのくらいのサイクルで、時代に合わせたリニューアルをしていくのがちょうどいい。だったら当分続くガラケーユーザーの方たちのために、FLASHを採用するっていうのもアリか。
あなたの企業サイトも、FLASH化したら便利になるかどうかという適性をみて判断してほしい。

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